侍JAPAN優勝しましたね!
準決勝サヨナラ勝ち、決勝9回2アウトの状況で大谷vsトラウトの対決・・・
一連の流れが神がかっていました。
1次ラウンドから7試合、すべて見ました。
野球ファンとして純粋に楽しみ、私の仕事や人生に活かそうという視点でも見ていました。
野球は、相手より1点でも多く得点できた方が勝ちというゲームなので、
●得点を生む期待値の高い選択を如何に行うか
●失点を防ぐ期待値の高い選択を如何に行うか
●それらをしっかり実行できるか
というところが、本質的なところだと考えます。
営業マンは、売上を上げる期待値の高い行動を取らなくてはなりませんから、
確率に賭ける姿勢は非常に勉強になります。
他に私が着目しているのは、「胆力」と「運、流れ」です。
準決勝のメキシコ戦を例にあげます。
【胆力】
村上選手が極度の不振で、積極性を失っているのではと思う場面が多く見られました。
栗山監督やコーチ陣も我慢して起用し続けたと思います。
監督やコーチ陣の本心は分かりませんが、三冠王を取った実力は間違いないものなので、
調子が悪かった分の揺り戻しが来るという確率に賭けた側面もあるのでは?と思います。
サヨナラの場面は、流れを断ち切るような凡退をして試合にも負けていたら
批判を受けていたはずですから、起用した方も起用された方も腹をくくっていたことでしょう。
勝負所で結果を出すのはさすが三冠王です。
決勝でも先制された直後の同点ホームランを打ちましたから、
結果としても優勝には欠かせない活躍でしたね。
【運、流れ】
野球には「流れ」という不思議なものがあります。
運が向いてきたときにどのように振舞うかを普段から考えていないと、
いざという場面で運を逃してしまいます。
先ほど村上選手を我慢して起用してきたと書きましたが、
7回裏2アウト1・2塁、打者は吉田選手の時に、
次の村上選手に代えて山川選手が代打に送り出されるのではという動きが見られました。
吉田選手がフォアボール等で出塁して2アウト満塁となった局面で代打を出す考えだったかと思います。
結果は、吉田選手がその打席で同点3ランホームランを打ち、代打は送られず、村上選手は続投でした。
結果的に、8回裏に代打で出た山川選手が1点差に追いつく犠牲フライを打ち、
9回裏にあのサヨナラの場面が巡ってきたわけなので村上選手を続投して良かったのですが、
村上選手を起用することに固執せず、その時の状況次第で、
その時の最善と思われる選択を行ってきたのだなと感じ取りました。
こう考えると、吉田選手の3ランホームランからの流れは、
勝つためにはこうしかないというような、筋書きのあるドラマのようなものでしたね。
◆チャンスは一瞬
私のような営業力の無い営業マンは、
成約の確率を上げるためには、多くの打席に立ち、
運、流れを引き寄せる布石を打ち、
チャンスが巡ってきたときに逃さない意識が大事です。
最後に、昨日は平日の午前中にも関わらず野球を見ていたわけですが、
このように非常に学ぶことの多い勉強機会でしたので、
「仕事をせずに決勝を見ていた」と胸を張って言えます。
※電話対応はこなしていました