不動産取引の調査で頻繁に官公庁へ行くのですが、質問の仕方に注意しています。
分からないこと(または明確ではないこと)を調べに行くのですが、
ある程度のことは自分で仮説を立てて、「私は●●●●と▲▲▲▲の理由で◆◆◆となると認識していますが、これで当たっていますか?」
と聞くようにしています。
質問に応じる方すべてがその業務を熟知しているとは限らないからです。
数年で部署の移動があったり、経験不足の若手さんがいるので仕方がないと思いますが。
以前、接道する道路の種類について、「1号道路」という認識で某官庁へ訪問し実際にそうだと窓口で回答を得ましたが、
別の窓口対応者が、とある業者さんに対して「43条但し書き道路の許可が必要」と回答したということで、
ちょっと業務に支障が出ました。
結果、後者の窓口担当者に会って確認したところ、やはり1号道路でした。
先日、別の官庁の窓口で必要書類を聞いて、後でネットで再確認したら、
窓口の回答が適当だったことがあったので、気を引き締めました。
窓口の担当者と対面していろいろ話を聞いて、それがガセネタであったとしても、
不動産取引においては「それを見抜けなかった不動産屋が悪い」となりますから、
自分の身は自分で守りましょう。
世の中は理不尽だし、落とし穴、地雷だらけです。
後輩には口酸っぱく言ってきましたが、
何でも鵜呑みにするわけではなく、相手任せにせず、必ず自分で裏取りしましょう。
自分が取引の全体像を描いて、自分主導で進めないとケガする世界です。