その昔、疑り深い売主さんがいました。
固定資産税額の確認、登記費用の見積りに必要な「公課証明書」を市役所で取りたいとお願いしたところ、「不安だから家族に相談して後日回答します…」と売主さん。
万事この調子だと円滑な取引が出来ないから今すぐこの話断りたいな…でも知人からの紹介だし困っているようだし手助けすべきか…と悩みつつ物件調査を継続しました。
調査を続けていると、その物件で過去に自殺があったこと、問題のある人物が現在もこの物件に関わっていることが分かりました。あれだけ私を疑って自分はとんでもない爆弾を2つ隠していたわけです。
不信ベースで私に関わってくる人は本当に疲れます。信用度-50から+50になるよりも信用度+20から+70になる方が労力も時間も少なくて済みますし、ハッピーに過ごせます。人生の質が段違いです。
上のケースでは早い段階で断る口実ができてむしろ良かったですよ。「疑り深い人物=良くも悪くも正義感が強いキャラ」みたいな認識がありましたが、それを改めるキッカケにもなりました。勉強になりました。
最近、馴染みのお客様から物件を一緒に見てくれない?と誘われたところ、この物件だったのでこんな話を思い出しました。