ブログ

負けを最初から織り込む

昨日はドラゴン桜の最終回でしたね。

第2話以外のすべてを見たのですが、示唆に富む内容で感激しました。

たまにはドラマを見るのもいいですね。

 

桜木先生と生徒がバスケットのフリースロー10本勝負をするシーンは、

私がよく考えていることを表現していて、同意をもらえた気がして心強かったです。

 

先生が最初の2本を外して生徒が2本連続で決めたものの、

最終的には6本対5本で先生が勝つというシーンでした。

そこで先生が語ったのは戦略の重要性と平常心の大切さ。

全部決めようという考えでシュートを打った生徒に対し、

何本かは外れるかも知れないがトータルで勝てばいいという考えの先生。

勝ったのは外しても心に余裕のあった先生の方でした。

 

これは東大受験の攻略に対する比喩表現だったのですが、

私の仕事にも当てはまります。

いろんな案件がありますが、実際ものになるのは少ないです。

実を結ばないことが多くても、年間を通してトータルで黒字になればいいわけです。

実際の確率は別として、1勝9敗でもいいという考えで仕事をしています。

負けを小さく勝ちを大きく!の精神です。

ある程度の負けをあらかじめ想定しておけば、負けを引きずらず気持ちも楽になります。

 

トータルで勝てる勝率はどの業界にいるかで変わりますが、

プロ野球では6勝4敗ペースであればシーズン優勝です。

完全な負け試合では勝ちパターンの投手を温存して戦力の消耗を最小限にする等、

常に勝とうとしていないですよね。シーズンを通してある程度の負けを最初から織り込んでいます。

勝てる場面でしっかり勝てばいいんです。

 

(余談)

私が大学受験をしたときは勉強をスタートしたのが遅かったので、

国語・英語・選択科目の3教科で済む私立文系に絞り、以下の戦略で臨みました。

①選択科目は自信のあった政治経済。ひたすら暗記。

②国語は配点比率の少ない古文・漢文を捨てる。現代文に自信があったが理不尽科目なので5~6割取れればよいという考え。

③一番カギになるのは英語。基本は暗記科目で、他の受験生に差をつけるのは絶対にこの科目。

 

勉強時間の配分は政経2・現文1・英語7ぐらいで、この戦略が功を奏し合格。

自己採点で政経9割ぐらい、国語5割ぐらい、最重要科目の英語はミス2問のみでした。

 

自信のあった現文がボロボロだったのを塾の先生に報告すると、

そういう問題は他の人もボロボロだよと話していました。

ドラマでもこれと同じシーンがあり、懐かしく思いました。