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シンプルな取引を目指す話

日々、いかに安全な取引が出来るかを考えていますが、

極力シンプルな契約を目指すのが最善だと思っています。

 

シンプルな取引を実現するためにはどうすればよいかというと、

◆取引関係者を減らす

のが一番だと思っています。

 

取引関係者が多ければ多いほど不確定要素が増えますので、

トラブルが起こるおそれが高まります。

関係者全員が善意に基づいた行動をとっても、

それが故に話がこじれるということが多々あります。

良かれと思ってやったことが裏目に出たなんてことは皆さんご経験があると思います。

それです。

 

例えば、中古建物の売買で、売主が「少しでも物件をキレイにして買主へ引き渡したい」という善意に基づき、

売買契約締結後、融資審査の結果を待つ間に、私や買主に何の相談もせずに室内の塗装を行った場合・・・

買主の考え次第では揉めますよね。

これと似たような事例を経験して以来、契約締結から物件引渡しまでにタイムラグがあるような取引では、

契約書の特約に「売主も買主も相手方に無断で物件に改変を与えてはならない」旨を盛り込むようにしています。

 

買主へ扇風機やトースターといった家電をサービスで譲りたいという

売主がいましたが、熱を持つような古い家電は発火トラブルが怖いので断念してもらいました。

善意の残置物にもリスクがあるなんて普通は思わないですよね・・・

 

取引をシンプルにするためには・・・私が誰かから物件を買って、

付加価値を付けて私が売主となって売却するのが私が目指すところだと思っています。

しかし、まだまだそんな力はありません。

 

角地や、周囲が県有地・市有地の土地もシンプルな取引に繋がります。

ご近所トラブルの可能性が減ります。

三方角地・四方角地とか最高です。

角地専門の不動産屋を目指すべきでしょうか(笑)

 

現実は三方にご近所さんがいることが多いので、

情報収集や調整を行って、リスクを見抜いて先手を打って、

私が主導権を握って物事を進めるしかないですね。

なかなか思い通りにはいきませんが、日々精進です。