小笠原諸島の海底火山噴火由来の軽石が県内各地へ漂着しています。
●今帰仁村ウッパマビーチ
ニュースでウッパマビーチの様子が出ていたので様子を見に行くと、
普段真っ白なビーチが濃いグレーの軽石に覆われていました。
●今帰仁村運天の売土地付近
数百メートル離れた海岸沿いで預かっている売土地の様子を見に行ったところ、
ここは比較的マシな方でした。
おそらく、堆積の程度は潮の流れや風向き、満潮時にどこまで浸かるか等の要因に
左右されるのかと思います。
大小様々な大きさです。
こんな感じで帯状の塊が幾つも漂っています。
●名護市済井出の海岸
ここの軽石は粒が細かい様子でした。
漂流軽石について色々調べましたが、
●水が徐々に浸透して沈む
●波による破砕や風化変質が進行しやすい
という知見があるようなので、いずれは元の白い砂浜に戻ると個人的には思っています。
ただ、それがいつになるかは分かりません。
ニュースに出ていた専門家の話では、1~2年はかかるのではないか
とありました。
今後も噴火で供給され続けるのかも気になるところです。
40年生きてきて初めてこのような光景を目の当たりにしましたが、
長い地球の歴史では何度も繰り返されてきたことなんでしょうね。
自然には勝てないな・・・と思いつつ、自然の回復力に期待しています。
漁業や観光業等に実害が出ていますから、何とか早く元通りの海に戻って欲しいです。
(余談)
上記2つの知見ですが、ソースは原子力規制庁の資料です。
原発の海水取水設備の異物対策ということでまとめられていました。
軽石による原発への影響は想像が及びませんでした・・・
ほんと、世の中知らないことだらけです。
水が浸透して本当に沈むのか、水槽に浮かべる実験を始めました。
波が無いのと真水という条件の違いはありますが・・・
多孔質なのでバクテリアが住み着くのに良さげな気がします。
塩抜きして園芸用に使う方もいるようです。
通気性がよくなるということで、私もホームセンターで買って底石に使うことがあります。
個人で出来ることは限られていますが、少しでも回収に役立つようにいろいろ活用方法を考えています。
軽石を水槽へ入れたらメダカが爆発的に増えるとかないですかね・・・