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私の読書について

定期的に読書をしたくなる衝動に駆られますよね。

 

私の読書量はここ15年ぐらいは年間5~10冊程度ですが、

22~23歳の頃は何かに憑かれたかのように毎日欠かさず本を読んでいて、

持ち歩いていました。毎日本屋へ行って文庫本を買い漁っていました。

書棚に並ぶ背表紙といつもにらめっこしていたので、新しく追加された本はすぐに分かりました。

 

しかし、読んだ本の内容を思い出せと言われると99%以上思い出すことが出来ません。

あれほど読み漁って感銘を受けたはずなのに。

ある時期から記憶力が無いことに絶望し、開き直りました。

「得るものが一つでもあればラッキー」ぐらいの感覚で本を読んでいます。

 

私の場合、本を読みたいときというのは大体は停滞した状況を打破したいときです。

かつての過剰な読書体験は、やりたいことが明確ではなく、

今後の人生への不安を埋め合わせるための衝動だったと思います。

営業マンになってからは、どうやって稼ぐかとか、どうやって人生をクリアしていくか、

という実益を意識したものに変化しました。

 

その時にどこにアンテナを張っているかで、読書の質が変わってきますね。

22~23歳の頃は何を読んでも人生の指針となるヒントを得ようとしていましたから、

その本のジャンルが何であろうと私にとっては「自己啓発本」でした。

営業マンになってからは、何を読んでも「営業指南書・経営本」となっています。

 

昔の同僚に、何でも下ネタに変換する強烈な人がいました。

どんな話題でも下ネタに変えて笑いを取る人物です。

朝から晩までずっとです。

そのキャラ設定に無理があったのか、入社してすぐに辞めましたけど。

短い間でしたが、私は彼の振舞いに読書の真髄を見ました。

彼からすれば何でも目的遂行の材料となったわけです。

 

もっと記憶力があればとか、読解力があればとか、

一を聞いて十を知ることができればとか思いますが、

私の読書はこんな感じです。

 

それでは、停滞気味の現状を打破するために読書してきます(完)