不動産ポータルサイト等を見ていて、
「こんな土地売れないだろ」と思うことがよくあるかと思います。
売れないだろと思うパターンとしては、以下の2点が考えられます。
①価格が相場からかけ離れて高過ぎる
②まったく活用方法が見い出せない(需要が無い)
私もこんな条件の不動産を流通に乗せてもいいのだろうか?と悩むことがあります。
しかし、売れる可能性が少しでもあるなら、売出しを引き受けています。
・相場よりもかけ離れて高過ぎる物件でも、事業性が強ければ売れる可能性はあります。
田舎だと土地の相場が安いので、田舎に見られる現象かも知れません。
事業の収益で採算がとれるなら、相場より高くても買う事業者さんもいます。
・住宅向けでも海が目の前だったり景色が良いと、高く売れることがあります。
これは絵画等の骨董品に近い感覚だと思います。興味のない人からしたら理解できない世界です。
・何の活用も見い出せない土地であったとしても、違う視点からはお宝に見えるかも知れませんよ。
あまり細かく書くと、そういうのを狙っている人に怒られそうなので詳細は伏せます。
長年不動産業界にいると、世の中には考えもつかない需要があるのだと、気付かされることがあります。
自分の小さな物差しだけで世界を測ってはいけないと、そういう場面に出くわす度に肝に銘じています。
需要が極めて少ないであろう物件をずっと広告に載せていますが、
数年かけて売れることもありますし、「お前こんな条件の物件を載せやがって!」と
思っている方がいらっしゃいましたら、どうかご容赦ください。