この仕事をしていると、親戚の不動産売却を手伝う機会があります。そんなに接点が無かった親戚と交流が始まったり、そもそも親戚だったのを初めて知る人もいたりします。私は高校を卒業して13年ぐらい地元を離れて共同体から断絶した生活をしていましたし、片親でなおかつその親が社交的ではないので、幼い頃から親戚付き合いが限定されていたんだなと今になって分かるわけです。
幼い頃にあの家に行ったなとか、あのおばさんの記憶があるなとか、伏線があったのを今になって回収している感じです。人生の総決算に向かっているような感覚。そう思うと、自分はそろそろ死ぬのかなとか思いましたが、そう思い始めてから5年ぐらい経っているのでもう大丈夫でしょう。
面白いのが、悪い伏線を回収していることは一切なくて、今のところ全ていい結果に繋がっています。亡くなった祖父母や先祖の力(見えざる手)が働いているのだろう、と解釈しています。目に見えないことは一切信じませんが、故人からの視線を感じながら生きています。矛盾した話ですが、宗教を持たない私の行動規範になるしいい結果に繋がっているので、その矛盾は突き詰めず目をつぶりながら生きていけたらなと考えています。