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インフレは続く

今日からいろいろ値上げして、500mlのペットボトル飲料が200円を超えるものが出てきたそうですね。デフレが30年続きました。きっとインフレはまだまだ長く続くのでしょう。現金を持っていても価値が損なわれる一方です。インフレ対策のための不動産購入の動きは、私としては実感がありませんが、全体的な賃金上昇が始まればやんばるの不動産市場がより活性化すると考えています。ただ、全体的な賃金上昇がインフレに追いつかない間は売上が厳しくなるかも知れません。

個人的に気になるのは、マンションの修繕積立金・管理費です。現金で置いていても価値が下がる一方です。資材や人件費も上がりますし、積み立ててきた資金が不足する要素しかないと思います。資金が不足したら大規模修繕は先延ばしになり、管理が行き届かなくなり徐々に荒廃し、最後はスラム化すると考えます。そのような予兆が見られるマンションはババ抜き状態になるでしょうね。最後に登記簿の甲区に名を刻んだ人は、いわゆる「負動産」を抱えることになります。やんばるではマンションが少ないので、私が取引でそのような心配をする場面はほぼありませんが、各管理組合はどのような対応をするのか興味があります。マンションを買うときは絶対に総会の議事録に目を通してください。ひょっとして管理組合の総会、荒れていませんかね?マンション管理会社の方はより大変な時代になったのではないでしょうか。

 

(余談)

以前に古い分譲マンションの売却相談がありました。〇〇万円で買いたいというオファーがあったとのこと。その金額は妥当か?との相談でした。何でそんなに安いのだろうと疑問に思いました。相談者から数年ぶりに入った部屋がシロアリだらけだったと聞いたので嫌な予感がして、物件を見る前に同業者の先輩方に話を聞きました。すると、「とある部屋で滝のような雨漏りが放置されている」との証言が・・・そのマンションは管理組合もないそうです。ストリートビューを見ると、共用部に放置されている粗大ごみが5年間も動かずに写っています。外観もヤバいです。絶対にその購入オファーに応じた方がいいと相談者に伝えました。

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