取引するなかで「不動産に詳しい人」が第三者として登場することがあります。
だいたい知識が中途半端で、それが故に円滑な取引が阻害されがちです。しかも、買主が「不動産に詳しい人」に全幅の信頼を寄せているパターンが多いのがやっかいなところです。
(例1)
中古一戸建ての売買。買主が連れてきた「不動産に詳しい人」が、抵当権を先に抹消しないと売買契約が出来ないと一歩も譲らないことがありました。
その知識は半分正しく、半分間違っています。
実務としては、まだ残債のある家を売って、そのお金で残債を弁済するパターンが多いです。
通常は、「①売買契約書を交わす → ②住宅ローンの本審査が承認 → ③融資を実行する時に同時に抵当権を抹消&所有権移転 」という流れです。
(※売買契約においては、融資が否決されたら白紙解約・手付金も全額返戻の融資特約をつけます)
売買契約に先行して抵当権を抹消するためには、売主がいま手元にあるお金で残債を弁済するしかありません。
残債を弁済する余裕のない人にはそれが出来ないので、上記の「不動産に詳しい人」の理屈では、中古一戸建ての売買は不可能となります。
実際は、上記事例では売主が資金に余裕のある方だったので、先に残債を弁済してもらって解決しました。しかし、円滑な取引が阻害されたので非常に腹が立った取引でした。
いま目の前の取引で第三者が介入するぐらいなら対処のしようがあります。しかし、宅建業免許を持たない「不動産に詳しい人」が過去に仲介した案件は、どうにもならないことが多いですね。
そういう物件を今売ろうとしたら不動産屋が問題点を見抜き、売るに売れないということがあります。
(例2)
今まで自分の土地だと思って使ってきた土地が実は隣地だった・・・
たった一行ですが怖いですね。場合によっては時効取得できるかも知れませんが、それでも面倒なことになります。ご用心ください。









