今期も無事に決算日を迎えました。
キリがいいので、この三年間を振り返ってみます。
●売上について
一・二期目の数字が良かったのですが、三期目の前半(5~10月)はサラリーマン時代も含めて一番苦しみました。
しかし、終わってみれば最低限の売上は達成できて、僅かですが三期目も黒字で終えることが出来ました。
三期目の数字をどう捉えるか?
①悪いなりに最低限の売り上げを確保できるという今後の自信につながるのか
②このまま尻すぼみへ至る過程の真っ只中なのか
四期目の売上を見て今後の経営の見通しが見えてくると考えます。
今期は売上的には実りが少なかったものの、その反面、期待値が過去最高に積み上がった状態の可能性もあります。
来期に一気に花が咲くことを夢見つつ、地に足をつけて目の前の仕事に没頭します。
●賃貸はやらない
開業当初は一戸建ての管理物件を1棟預かっていました。
売買をメインに考えていたものの、駆け出しでお金もないので賃貸も
やっていかないとなと考えていましたが、
開業してすぐにあった、しょうもない問い合わせで、気持ちが萎えてしまいました。
「賃貸一本でいくのと、売買一本でいくのとでは、どちらの方が飯が食えるか?」と考え、
両方やるのではなく売買一本でいこうと決断しました。
ここで賃貸を諦めたのは正解だったと思います。
賃貸管理は確かに安定収入にはなりますが、日々を平和に暮らしたい私にとっては
ストレスになる出来事が多すぎて、精神の安定からは程遠いと感じています。
・玄関ドアに小便をかける人(犯人を特定できなかった)
・エレベーターや駐車場で小便をする人(犯人を特定した → 子どもだったので注意にとどめた)
・共用部分のコンセントから室内へ延長コードを引いて電気を盗った人(現行犯で証拠を押さえて、退去させた)
・共用廊下に大便をする人(犯人不明)
・殺害予告の電話をしてくる人(無視 → 後日私の不在時に謝罪へ来ていた。酔っていたとのこと。)
・女性専用アパートに彼氏を連れ込んだ人がいるということで匿名文書と証拠写真を送り付けてきた人(送り主はトラブルメーカーの住人。その執念が怖い。)
・居住用で借りた部屋で違法風俗店をした人(家賃滞納があり督促で追ったら本人は拘置所にいた)
・アパート敷地内で住人が暴れているとの一報、駆けつけると女装したオジサンが警察に取り押さえられ暴れていた(以前から問題行動があった人 → 後日退去)
私が経験したほんの一例ですが、いろんな人に対応しなければなりません。
日常生活で出会うことがないような人達と頻繁に遭遇することになります。
賃貸管理会社の最前線で日々頑張っている方々には本当に頭が下がります。
強靭な精神が無いと務まらない仕事だと思います。
●メール問い合わせを廃止
うちなーらいふ・グーホーム・自社WEBサイトのメール問い合わせフォームは、
2021年7月をもって廃止しました。
結果、廃止して良かったです。
私の認知資源の消耗が抑えられ、業務がよりスムーズになりました。
私を本気で必要としてくださる方のために時間と体力を使いたいです。
やめるに至った考えは、廃止した2カ月前に記事にしています。
メール問い合わせ
ポータルサイトの備考欄に「メール問い合わせは受け付けていません」という旨を記載している
業者さんをちらほら見かけますが、うちなーらいふ・グーホームのメール問い合わせフォームは簡単に無効化できますよ。
●物件紹介ページの手応え
重要事項説明書に記載するような留意点を広告の時点で多めに記載する作戦ですが、
多くの方からは求められていないなと肌で感じています。
広告から来店につなげるなら、留意点を記載しない方が集客率は高くなると思います。
当たり前ですね。
ただし、投資家・事業者・不動産業者の方からはいい反応をいただいています。
私は事業用物件の取扱いが多い傾向にあるのと、宅地や住宅を購入していただいた方も、
事業を経営している方が多い傾向にあります。
私の物件紹介ページがこれらの傾向を生む機能を有している可能性が高いと考えています。
そこを得意分野として今後も伸ばしていけたらと思います。
●ブログの効果
最初は私のことを疑ってかかっていた地主さんに、
「不動産屋は信用できないけど、あなたのことを調べて、あなたにだったら任せてもいい」
というお言葉をいただいたことがあります。
おそらく、このブログを読んでいただいたからだと思います。
他にも、専門知識系の記事から仕事に繫がったり、
お客様から何度かいい反応をいただいています。
また、ブログを読んで私に会いに来た同業者さんが2組いました。
生き恥をさらすだけの価値はあると考えています。
●まとめ
とりあえず3年事業を続けることが出来ました。
社会という荒野を生き抜くためにはどうすればよいかということを
毎日考えながら暮らしてきました。
試行錯誤しながら四期目も生き延びていけたらと考えています。