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一筋縄ではいかない(定期)

また一筋縄ではいかない物件を預かることになりました。

正直売りづらい物件で私も頭を悩ませましたが、

売出しを引き受けることにしました。

 

かなりご年配の相談者でしたが、ご自身でいろいろ情報を取りに行く姿勢がありましたし、

売るにあたっての覚悟も決められていましたので、この方のために頑張ります。

また、生き様のカッコイイ方なので、私が勉強させていただく気持ちです。

 

クセの強い物件なので、買いやすい価格帯になりそうです(※建築には向かない土地です)。

説明するにあたって、不動産ポータルサイトではすべてを表現できないような複雑さなので、

このホームページの特性が炸裂すると思います。

いろいろ調べて後日掲載します!

世界は広い

不動産ポータルサイト等を見ていて、

「こんな土地売れないだろ」と思うことがよくあるかと思います。

売れないだろと思うパターンとしては、以下の2点が考えられます。

①価格が相場からかけ離れて高過ぎる

②まったく活用方法が見い出せない(需要が無い)

 

私もこんな条件の不動産を流通に乗せてもいいのだろうか?と悩むことがあります。

しかし、売れる可能性が少しでもあるなら、売出しを引き受けています。

 

・相場よりもかけ離れて高過ぎる物件でも、事業性が強ければ売れる可能性はあります。

 田舎だと土地の相場が安いので、田舎に見られる現象かも知れません。

 事業の収益で採算がとれるなら、相場より高くても買う事業者さんもいます。

 

・住宅向けでも海が目の前だったり景色が良いと、高く売れることがあります。

 これは絵画等の骨董品に近い感覚だと思います。興味のない人からしたら理解できない世界です。

 

・何の活用も見い出せない土地であったとしても、違う視点からはお宝に見えるかも知れませんよ。

 あまり細かく書くと、そういうのを狙っている人に怒られそうなので詳細は伏せます。

 長年不動産業界にいると、世の中には考えもつかない需要があるのだと、気付かされることがあります。

 自分の小さな物差しだけで世界を測ってはいけないと、そういう場面に出くわす度に肝に銘じています。

 

需要が極めて少ないであろう物件をずっと広告に載せていますが、

数年かけて売れることもありますし、「お前こんな条件の物件を載せやがって!」と

思っている方がいらっしゃいましたら、どうかご容赦ください。

手帳

この時期のお楽しみ。

新年度の手帳が届きました。

ここ数年は、ほぼ日手帳を使っています。

 

書き込めるスペースが、私にとって最適だと感じています。

送ったレターパックのシールを貼るのにも、ちょうどいい大きさです。

手帳の下部に「今日の一言」的な一文があります。

感心する言葉や、知見だったり、クスッと笑える文章等があるのですが、

忙しい時はそこに目が行きませんから、心の余裕のバロメーターにもなります。

 

手帳カバーも有能です。

名刺やお札を入れて、名刺入れ・財布も兼ねます。

ダイソーのフィルムふせんを忍ばせば、書類に貼ったり、読書の中で気に入った箇所を印するのに便利ですし、

定規も兼ねているので非常に便利です。

手帳とスマホさえあれば、いろんな場面に対応できます。

まだまだ有効な使い方があるはずなので、そういう発見も楽しみです。

 

一般媒介の勝敗

売物件を預かる時、不動産業者は売主と媒介契約(売却活動を依頼する契約)を交わします。

その中で大きく分けて以下の二つの考え方があります。

 

①1社だけを窓口にして売却活動 → 専任媒介・専属専任媒介

②2社以上を窓口にして売却活動 → 一般媒介

 

②の一般媒介の時は他社さん達と競うことになります。

3日後に営業開始して31カ月が経ちますが、

現時点で一般媒介の勝敗結果は、6勝4敗です。

サンプル数が少ないので何とも言えませんが、

とりあえず勝ち越しています。

広告において留意点を書きまくる割に、

そして、当社よりも規模が大きい会社さん達と競っていますから、

健闘している方ではないかと自己評価しています。

 

ちなみに、31カ月の営業活動の中での売買成約数内訳は、以下の通りです。

●専任媒介等の当社単独募集 → 22

●一般媒介 → 6

●他社物件の仲介 → 3

その時々で波はありますが、ピッタリ月1件ペースです。

他社さんの数字がどうなのかは知りませんが、

日々過去の自分に勝つことだけを考えます。

手探り

以前に90代の方が所有する土地の買取査定をしたことがあります。

いろんな不動産屋へ声をかけている様子でしたが、

特殊性の強い土地でしたし、不動産屋へ買取交渉すると買い叩かれるから、

一般に向けて売り出した方が手取りは増えるはずと伝えました。

 

この土地にかかる法令上の制限をお伝えしたのですが、

半分ぐらいはご自身で調べ済みでした。

「残された時間もあまりないし、手探りだけど何とかして売りたい」とお話されて、

私は「手探り」というワードについ反応しました。

 

不動産取引に限らず、自分のやりたいことは人任せにせず、

自分が主体となって考えるべきだと思っています。

90歳を超えても試行錯誤しながら解決を目指す姿勢は、私の目指す姿そのものでした。

私は事業者の端くれですが、その姿勢(事業者の精神!)を死ぬまで持ち続けていたいです。

 

私も生涯現役を目指していますが、そもそも不動産業界へ飛び込んだのは、

「普遍性のある仕事だから」というのが理由でした。

オジーが一人でも出来て、やんばるのような田舎でも出来ます。

あとは、私有財産としての不動産取引が自由な世の中である限り、

不動産業界は不滅だと考えています。

ただし、一事業者として私が生き残れるかどうかは別の話です(笑)

試行錯誤しながら生きていきます。

特約から察し

賃貸にしても売買にしても、私は他社さんと共同仲介をガンガンやっています。

取引の主導権を握りたいので、重説・契約書は基本的には私が作成しますが、

たまに他社さんの契約書を使うケースがあります。

そういう時の楽しみの一つが、契約書の内容を見ることです。

 

特に特約条項に見慣れない文言の条文があったときは、いろいろ察してしまいます。

こんなトラブルがあったからこういう文言を入れたのかな・・・という想像です。

 

 

(動物・昆虫等の駆除)

第6条 本件建物・敷地内におけるネズミ・ハブ・鳥等の動物、アリ・ゴキブリ・ヤスデ・蜂の巣の発生等の

動物・昆虫等の駆除は乙にて行うこととし、甲は対応しないものとする。

ただし、シロアリの発生については特約条項第3条の通り甲にて対応するものとする。

 

例えば、古民家賃貸の特約でこんな文言があったら、

「本土から来た入居者が、やんばるの自然の洗礼を受けてひと悶着あったのかな?」ということが読み取れます。

ちなみに、これは私が作ったやつです。

本土から来た友人がアパートのベランダでアフリカマイマイ(黒くてでかいカタツムリ※画像検索注意※)

を初めて見て衝撃を受け、管理会社へ駆除の連絡をしたという話が頭にこびりついていたのと、

実家で受けてきた数々の自然の洗礼を思い出して、こんなグロテスクな特約を作りました。

自然現象まで貸主は責任を取れません。

やんばるは自然に囲まれているので仕方がないことです。

 

 

(本物件の改変)

 本売買契約締結後から本物件引渡しまでの間は、

売主・買主はお互いに相手方へ無断で本物件に改変を与えてはならないこととする。

※売主が万が一、買主へ無断で本物件に改変を与えた場合は「契約不適合(契約条項第13条)」

または「(一部の)債務不履行(契約条項第15条)」と見なされるおそれがありますのでご注意ください

(例:土地の掘削・樹木の伐採・リフォーム・塗装等)。

 

これも私が作りました。

中古一戸建ての売主が、良かれと思って室内の壁を「買主へ無断で」塗装してしまったことがありました。

その時は買主が特に異議を述べることなく取引出来たので助かりましたが、冷や汗をかきました・・・

 

 

他社さんの特約で一番好きなのが、

「借主は貸主との交渉で、弁護人以外の代理人を立ててはならない」という趣旨のものです。

ここから読み取れるのは、「怖い人を連れてこないでね・・・」というメッセージです。

冬の終わり

今日決済が1件あったのですが、決済は今でも毎回緊張します。

取引額の多寡は関係ありません。

きっちり取引が遂行できるかというのが焦点です。

 

これまで当日に決済が出来なかったことはありませんが、

何か不備があったり、売主買主の心変わりがあったりしないか、

取引を妨害する人物が現れないか等を考えると、取引が完了するまで安心できません。

ある意味、この性格が不動産取引には向いているのかも知れません。

 

日中、車に乗る間は暖かくて、生命力がみなぎってきました。

2週間先の天気予報を見ると、気温的には明日の朝で冬は終わりそうな予感です。

農家のおばぁが今年の冬は早く終わると予想していたので、期待値は高いと思います。

 

本部町へ行ってきたのですが、夕食のために「ニンニクたっぷり最強バター焼き」を持ち帰ろうと、

気合いを入れて某さしみ屋へ行くも閉まっており、涙目で市場を後にしました。

最近の事務所

最近、CDプレーヤーを買いました。

それに伴い、自宅からCDをいっぱい事務所へ持ってきました。

やはり十代のほとんどを過ごした90年代のものが多いです。

なかには20年ぶりぐらいに聴くものもあって、

いろいろな感情が込み上げてきます。

 

ケミカルブラザーズの2ndアルバムを聴きまくっています。

ロック成分強めのこの時期が好きです。

 

事務所は統一感がありませんが、何でもありでいいんです。

最近はカフェのようなオシャレな雰囲気の不動産屋が多かったりしますし、

伝統的なTHE 事務所って感じの不動産屋も好きですが、

そういうのは他社さんにお任せして、私は何でもありにします。

 

昔からやんばるのオジサン達の仕事場(兼遊び場)に

親しんできた影響が大きいと思います。

 

【やんばるのオジサン達の仕事場(兼遊び場)よくあるパターン】

・とにかくモノがいっぱい

・車系の油のにおいがする

・工具が落ちている

・材木の端材が落ちている

・木炭が落ちている

・包丁や鎌がその辺に置かれている

・水道には、みかんネットに入れた石鹸がぶら下がっている

・バナナやみかんが置かれている

・カウボーイグッズがある

・迷彩柄のズボンを履いている

・半分外みたいな感じで、BBQが出来る

・間に合わせのイスはビール箱かみかん箱

・薄汚れた犬を飼っている(番犬)

 

こんな感じの場所をたくさん見て育ち、

私の深層心理にそれらが刻印されているはずですから、

最終的にはそんな感じになると思います。

しかし、刃物は置かないのと、掃除と整理整頓だけはしっかりやるつもりです。

8:30から本気出す

犬は朝と夕方に活性が上がります。

なので、散歩は朝と夕方にやっています。

釣りにおいても、朝と夕方に魚の活性が高く

釣れやすいというのが定説です。

 

おそらく、人間も本来はそうなのかも知れません。

朝に仕事を詰め込むと、仕事が捗ります。

なので、予定は大体朝に持ってくるようにしています。

面倒くさいことも「朝がんばって片付けて、午後からゆっくりしよう」

と思って取り組むと、解決が捗ります

付き合いのある経営者の大先輩方も、朝に会いたがる傾向がありますから、

やはりそういうものなのでしょう。

 

労働時間は8:30~18:30といった感じですが、

濃密さは午前で8割・午後で2割という感じです。

独立してからは自然とこういうスタイルになってきました。

 

夕方はというと・・・なぜか冒頭の理論が当てはまりません。

疲れで知能指数が下がっているからでしょうか笑

いらない何も 捨ててしまおう

最近は仕事が捗らないので、休日返上で事務所を片付け&レイアウト変更しました。

 

パッと見は今までとさほど変わりませんが、

足元が広くなり快適です。

床に物を置くと、どんどん物が溜まっていきますね。

それらを棚の上にあげたり捨てたりしました。

年末に大掃除が出来なかったので、ちょうどよかったです。

 

掃除の時のテーマソングはこれです。

全部捨てたくなるので、片付けが出来ない方におすすめです。

 

 

釣りは示唆に富みがち

年末年始に二組の家族から「息子に釣りを教えてくれ」と請われました。

 

身内とはいえ、小学生ですし責任が重いですよね。

・ケガをしないこと(本人の体の心配もそうだが、その場所が釣り禁止になって周囲に迷惑をかける)

・ケガをさせないこと(常に周囲の状況を見ておくこと)

この2点は徹底して染み込ませます。

 

まずは一度同行して彼らが釣りにハマりそうかどうかで

いろいろ語っていこうかと考えています。

 

一番語りたいことは、「釣りは示唆に富むものだ」ということです。

詳しくは過去に記事にしています↓

釣りから学ぶ 人生攻略日記3

 

釣りを通して、【試行錯誤して結果を求める過程】は、

大きな財産になるということを語るつもりです。

まだ人生をスタートしたばかりの彼らがこの知見を今得ることは、

今後の人生においてアドバンテージになると考えています。

 

彼らがいま夢中になっている野球にしても、

勉強も、仕事も、恋愛も、

本質的なことは通底しています。

 

彼らの心に響く語りが出来るか、

そういうことを考えると責任を重く感じますが、

押しつけがましくなったり説教臭くならないよう短い言葉でスパッと伝えて、

単純に釣りを楽しみ、あとは自分で考えて人生を歩めという態度で臨むつもりです。

近況

●忙しさ

11月に入ってあたりから忙しくしています。

今の忙しさの売り上げが入るのはまだ先になりますが、

やっと売り上げが伴いつつあります。

2022年は手持ちの現金がピークから最大6割ドローダウンを食らう等、

ただただ消耗する仕事が続いていたのですが、やっとです。

ギャンブルと一緒でお金を取ったり取られたりの世界に生きています。

苦しいなか突破口となったのは、リピーターや紹介のお客様でした。

大感謝です m(_ _)m

 

●一筋縄ではいかない取引が多い(定期)

直近では拝所関連が連発しています。

2022年は楽な取引が皆無でした。

しかし、いろいろ難題をクリアし続けていると

確実にレベルアップにはなります。

試行錯誤し続けたうえで手にしたものが、

「自分はこれがあれば大丈夫」という自尊心となります。

他人の言説に惑わされることも無くなります。

 

●同業者また増えがち

人から聞いた話ですが、市内において直近で4社増えるようです。

私は売買の「仲介」の仕事の一本足打法なので、

今以上に競争が激化したら真っ先に倒れる部類の立場だと自覚しています。

前にも書きましたが、競争激化の先には業界サービスの向上があり、

過渡期には売り上げのために無茶な営業が増えます。

県全体レベルでの話ですが、実際に無茶な営業から起きたトラブル相談が増えているそうです。

やんばるでも業者が増えるなら、無茶をする営業マンにより一層用心します。

私は現金が尽きそうなら借入せずに、尽きる前に業界を去る覚悟が出来ていますので、

無茶な営業はしません。

 

●寒さがやばい

身に堪えます。

喘息の症状が4年ぶりに出ました。

夜は引きこもって犬と一緒に暖を取る日々です。

 

●釣りをしていない

今年の釣りはフカセ釣りが5回、打ち込みが2回、ルアーが2回のみでした。

結局、カーエーポイントには一度も入ることがありませんでした。

寒さがつらいので来年の春まで大人しくします。

 

●犬がかわいい

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